仏事のあれこれ

お仏具について
お仏具

お仏具のいろいろ

お仏具は、日常のおつとめになくてはならない用具類のことです。
おつとめでは、「礼拝」「称名」「読経」などのほかに、仏飯やお花とお供えしたり、灯明をともします。これらのおつとめに用いるのが、仏具です。仏具類は、お飾りを含め六千種類以上にものぼるといわれてますが、代表的なものは次のようなものです。
 仏飯器、茶湯器、高坏、香炉、線香差し、燭台、花瓶、リン(カネ)、経机、木魚
仏具類は、各宗派の教義的な意味があるので、それらを無視して勝手にするわけにはいきません。お仏壇を安置するスペースがあまりない場合もありますから、旦那寺から教えていただくようにします。

三具足・五具足

仏具のうち香炉、花瓶、燭台の配置については、「三具足」「五具足」と呼ばれるものがあります。
三具足は、向かって右に燭台、中央に香炉、左に花瓶を置きます。
五具足は、外側二つが花瓶、内側二つが燭台、中央が香炉という配置です。
法事など正式なときは、各宗派とも五具足を用いますが、普段は簡略化された三具足を用いています。五具足に置香炉と線香差しを加え、「七具足」という場合もあります。