仏事のあれこれ

お墓についてのQ&A
お墓

2017.08.21

Q. 墓石にはどのような石がよいのでしょうか?

A. お墓は先祖代々お祀りしていくものですから、使用する石材は、風化に強い硬質なものがよいでしょう。
昔は、石の加工が手作業でしたので、比較的柔らかい石が多く使われていましたが、現在では加工技術の進歩とともに、「御影石」と呼ばれる花崗岩をはじめとして、硬質で風化に強い意志が大部分を締めるようになりました。また、これらの石は磨くと光沢が出ることからとても美しく仕上がり、墓石には理想的な種類といえましょう。

Q. お墓の形に決まりはあるのでしょうか?

A. 一般的には和型が多いようですが、最近では記念碑的な形や、洋型(ヨコ型)も増えています。
和型の場合は、普通台石は二段に重ねてあり、その上に竿石が据えてあります。この意味は、竿石を天、二段目の石を人、下の台石を地、つまり天・人・地の三位に見立てているわけです。
上から天は人体(健康・家庭円満)、人は動産(稼業・事業の安泰)、地は不動産(財の維持)という表現です。

Q. お墓を移すにはどうしたらよいでしょうか?

A. お墓の移転については次のような規則があります。改葬しようとする霊園から「受入証明書」を、そして現在納骨してある霊園から「埋蔵証明書」をそれぞれ発行してもらい、その二通を現在納骨してある墓地の所在する市町村役場に申請すると「改葬許可証」が交付されて、初めて移転改葬ができます。

Q. 法要について知りたいのですが?

A. お墓を建てたら、まず開眼方余を行います。開眼法要とは、新しく建てたお墓に魂を入れる儀式です。これは墓石の完成に従い、できるだけ早い時期をえらんで行われます。

Q. お墓に税金はかかるのですか?

A. 墓地の場合の不動産取得税と固定資産税については、それぞれ地方税法の定めるところにより、また登録免許税も国税の定めるところにより非課税扱いとなり、取得にあたっては税金はかかりません。

Q. お墓購入の際に、ローンは使えるのですか?

A. ローン制度の普及によって、先を見越して納得できる墓地を、経済的負担を最小限にしながら確保することができます。生前に自分のお墓を建てる人など、その利用法はさまざまです。詳しくは店員にご相談ください。